« 方向転換 | トップページ | これって世論操作? »

2011年7月31日 (日)

ハイハーバーでの日々

Mini_110702_1351_2

昨日は私がお世話になっている長井市館町南地区のビアガーデンに招待され、妻と娘を連れてお邪魔しました。

昨年までは日暮れから近くの保育園で行われていたというこの企画、今年は震災後の節電を考えて公民館そばのおおけやきの下で涼みながら3:30〜6:30と場所も時間も変更して実施すると伝えられていました。

これまでに私が行き尽くしたホテルやデパート屋上のそれとは違い、緑の中で行われるというビアガーデン。脱原発後の暮らしの楽しみを長井市のみなさんと共有し何か新しい気づきを得られそうな予感がして、この企画を私はひそかに楽しみにしておりました。(単にビールが飲めるからというのではないのダヨ…。)

私たち家族が避難者として長井市で生活するようになって4ヶ月が過ぎようとしていますが、その間とても温かく接してくださる長井市のみなさんには親子ともども、夫婦ともども感謝してもしきれません。今回の企画の他にもこれまでにレインボープランの早苗振り(さなぶり)の会や公民会主催の落語の会などにもお招きいただき、それぞれにとても良い時を過ごさせて頂きました。そしてそれらを通して私が実感しているのは、ベタではありますが「コミュニティーの大切さ」といったものです。

このたびの震災が私たちの共同体や家族までをも破壊していった一方で、福島第一原子力発電所における事故は、共同体や家族のあり方を無視し踏み台にしてきた経済活動の果てに私たち自らが引き起こしたものです。そしてそんな自分にとって、長井市の人々の暮らしぶりや温かさは、私たちが手放してしまったことにも気づかないでいたものだと感じています。

さて、昨日のビアガーデンは雨にたたられ、「緑のビアガーデン」とはいきませんでしたが、それでも上に記載したように地域の人たちがお互いのつながりを確認し、生後数ヶ月の赤ん坊を含めた子供からお年寄りまで参加する「いのちの循環」をも確認できるとても楽しい集まりでした。

今回に限らず、私が長井における集まりに参加して印象的なのは、長井の方々が自己紹介をしてくれる時、皆自宅の場所をとても丁寧に教えてくれることです。私のような初対面の者にさえ、懇切丁寧に自宅までの道や場所を教えてくれて「是非お茶を飲みにきて下さい。」と声をかけてくれるのです。これって単なる社交辞令ではできないことではないでしょうか? (私はこれまでいわきにいて初対面の人にここまで詳しく自宅の場所を教えた経験がありません。)

このような人々の中で私たちは避難生活を送ってきましたが、私にとってこの地は宮崎駿監督の最高傑作と名高いTVシリーズ「未来少年コナン」に登場する「ハイハーバー」のようです。長井市での生活は紹介したいことでいっぱいです。今後もこのブログにて紹介したいと考えています。

« 方向転換 | トップページ | これって世論操作? »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1548031/41027650

この記事へのトラックバック一覧です: ハイハーバーでの日々:

« 方向転換 | トップページ | これって世論操作? »