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2011年11月29日 (火)

11・23 福島県人大望年会 in 長井

            

11/23は兄の経営する宴会場&居酒屋で「福島県人大望年会」が行われた。兄の企画に乗り、私が声かけに歩き、お年寄りから子供まで、長井市に避難している福島県人30名以上の集いとなった。


会に先立ち私は、「復興して街並みが元にもどっても、そこに子供たちの声が響かなければ真の復興にはなりえない。国や自治体が見落としているのはまさにその点であり、子供を抱えてここに避難してきたお母さんたちは復旧作業にあたる自衛官同様、英雄です。」と自分の考え方の一端を紹介させていただいた。


その後各家庭から1名ずつ現在に至る経緯や現在の心境を語ってもらったが、一言で避難者といっても抱えている現状や不安は様々で、とてもひとくくりにはできないという印象を受けた。


家をすべて津波で流されたうえに原発事故で何も手にすることなく逃げてきた老夫婦の話や、家族を車に乗せ、時には川べりの車の中で夜を過し、各地を転々としながら長井に辿りついたという父親の話、自主避難者をしたものの将来もといた場所に帰ることを残った人々に許されるかどうかという不安を口にする母親など、時には声を詰まらせ、一語一語丁寧に語られる言葉からは8か月たっても緊張状態が継続していること、まだ何も終わっていないことを改めて感じさせられた。


福島県から他県へ避難した9万人以上の人々をこのような複雑な状態に放置したまま、すでにそれを「過去の出来事」として風化させることに躍起なこの国とマスメディアの姿勢には改めて「NO」を突き付けたい。


大手新聞社のお家騒動やら、どこかの社長のバカ息子が100憶カジノにつぎ込んだとか、そんなことはどうでもいい。あんなもの、震災・原発事故・TPPから国民の関心をそらすためのメディア&財界ぐるみの「出来レース」じゃないのか?東電が刑事告発されている事実を自戒を込めて連日連夜放送しろ。


そもそも東電に有り金全部を吐き出させ、倒産させたうえで国が賠償に責任を持つというのが筋である。東電を温存したまま公的資金を投入するなど悪夢としかいいようがない。


会場ではにぎやかに子供たちが駆け回っていた。この子どもたちにどのような未来を残すのか?本当はそこから始めなければならないはずなのだが、国によってその事が検討された形跡はない。頑なに“経済”という名の「使い古された希望」を提示するのみである。


あてずっぽうな予感でしかないが、まもなく資本主義は終焉を迎えるだろう。その時、今回の震災・原発事故を経験した被災地や避難者の中から、「新たなる希望」が提示されるはずだ。そのために私は後半生を賭けようと思う。   


瓦礫の中に、荒地の中に、君が見えてくる。

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