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2011年12月24日 (土)

長井で雪わたり

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http://www.amazon.co.jp/半日村-創作絵本-36-斎藤-隆介/dp/4265909361/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1324727714&sr=8-1


私たち家族が避難している山形県長井市はとても素敵な町で、「トナカイ急便」というNPO法人がある。

クリスマス・イブ・イブの23日の夜にサンタクロースに扮したボランティアたちが、事前に親たちから預かったプレゼントを各家庭に訪問して子供たちに届けて歩くというのがその活動。

毎年、サンタがいることを子供たちに信じ込ませようと、お父さんやお母さんが奮闘を繰り広げる微笑ましいエピソードを私は前職(塾講師)に在職中、数限りなく耳にし、それを聞くのが好きだった。

この町はそれを町ぐるみで行おうというのだ。(イカしているじゃないか!)

昨夜はちょっとした手違いで我が家はそのサービスを受けそびれてしまった。でも大丈夫。この町にはまだ素敵なイヴェントがあった。

前回報告したフォーラムで知りあった農家レストラン「なごみ庵」http://nagomi1224.exblog.jp/もなんとこの長井市にある。そして夕べは民話や読み聞かせ、紙芝居など、大人が聞いても心があったまるお話し会(軽食つき)を開催するというのだ。

雪の中、お話を聞き行く。こんな楽しみはおそらく雪国ならではのものだろう。
私は宮沢賢治の「雪わたり」を思い出した。

私は義母と娘を連れて雪景色の中「なごみ庵」を訪ねるとそこにはキツネではなく、囲炉裏をはさんで語り部(おはなしキャラバンりぼん)と20名以上の子供からお年寄りが会の始まりを待っていた。


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絵本の読み聞かせや昔語り、紙芝居等、いくつかのお話を美味しいお食事とともにいただいたが、私が一番感じ入ったのは上に紹介した「半日村」というお話。復興に立ち向かう福島県人と理想を追い続けるレインボープランの姿がだぶって見えた。


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会を終えて義母と娘としんとする雪の夜を帰路についたが、寒さも忘れてとても温かいものが私の中に残った。それは昔祖父母が管理人を勤める温泉保養所で冬の風呂上がりに家族で渡り廊下を歩いているときの感じ似ていた。

それは22年間働き詰めても私が手に入れられなかったものだ。

もし冬に山形県の置賜地方を訪ねる機会があれば、是非長井市まで足を伸ばして欲しい。心優しいサンタとキツネが雪を溶かす程の温かさであなたを迎えてくれるだろう。

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コメント

この夜は、長井地方で今冬最初の本格的な冬らしい雪降りだったかも。
なごみ案の一夜を、詩情豊かに綴って下さった文章に、
村田さんの魅力があふれていました。

初めての冬も、「天からの贈り物」を生活の中に取り入れて
乗り切ってくださることと確信しました。

今朝は豪雪到来を思わせる大雪、家の周りの畑も膝頭がスッポリ隠れるほど。
農場のハウスが気になっていたら、入院中の理事長から既に指令が出ていました。
結果、村田さんにもきつい除排雪の作業お願いが出で、大変だったことと思いました。
午後、見事にきれいになった中央通路を写真に収めてきました。

 寒いのは嫌いだが、こういう話は羨ましいな。僕はもう都市生活者として生きるしかないと思っているけれど、賢治の名前を聞くと思いがぐらつく。

 半日村 読んで見ます。

ターさん、コメントありがとうございます。
“四季の濃い土地で春夏秋冬を体に刻んでこそ本物の日本人になれる”と
励まされたこと忘れていません。
雪国での暮しを楽しもうと思っております。

ナヴィ村さん。いざとなったらあなたも長井に来なさい。
この地では君の方が僕より役に立つかもしれません。

もう都会には何もないんじゃないの?

見事に「結」が残ってるんですね^^
ホッとします。

私も、何処でも生きていける自分で居たいと思っています。
今はいわきの地で思いっきりやるだけ^^

今日は農家で邪魔になった倒木を刻んできます。
身体を動かすと、邪魔になった木が大切な燃料になるんですから、ありがたい!

私は前職を捨ててこの長井の地に逃げてきてしまい、今でも自分が正しかったのかどうか
わからなくなるときがあります。いわきに残って頑張っている方々に申し訳ない気持ちで
いっぱいです。

しかしながらそんな私を癒してくれるものがこの長井には残っていて助けられます。

私はヒゲ先のような暮らしに憧れてきたのですが、いわきでそれを実践してきた(現在完了の継続用法です。)ことに尊敬の念を抱いております。

いろいろと教えて頂くことがあるかもしれません。そのときは宜しくお願いします。

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