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2012年7月

2012年7月27日 (金)

現実感

              

朝起きて、農場に行くために雇用促進住宅の駐車場に出ると、自分のものを除いて車が1台もなかった。道路にも車が走っておらず、人の姿もない。慌てて部屋に戻ると何故か故郷に帰ったはずの親がいて「お前。車にガソリンはあるのか?」と言った。「えっ?」と聞き返すと「まだ知らないのか、4号機が倒壊したんだぞ!」と父が語気を荒げた…。

上記したのは先日福幸ファームで農作業をしているとき、南相馬から避難して来たEさんが「悪い夢にうなされた」と話してくれたもの。

避難者の心のうちを覗けば原発事故は発生当時から全く色褪せていない。福幸ファームの仲間の中にもこの夏休みを境に西日本に家族で移住する方がいるが、理由は深刻さを深める原発の状況を恐れてのことだ。みな4号機問題をリアルに受けとめているのだ。

これは過剰反応だろうか?今日「うつくしまNPOネットワーク」の事務局長と「いわきNPOセンター」の理事長を勤める方々にお話を伺うと、やはり福島県人にとっては共通の感覚のようだ。
この感覚を共有している以上、世界のどこにいても僕らは福島県人だ。そう確信した。

それは不幸な事かもしれないが、それこそが新しい世界を創造する原動力でもある。

僕らはそこに賭けている。

2012年7月16日 (月)

蒼い夏

            

各地で猛暑が伝えられている。“やっぱり原発が必要…”とかいう展開になるのかな。暑けりゃ暑いでその情緒を楽しむってことは出来ないのか? スイカ、風鈴、かき氷。蚊帳…、日本には夏を彩るキーワード、アイテムが沢山あるよ。それを味わう事にしようっと。

2012年7月 4日 (水)

海辺のロマンチシズム

          

夏が来ると海が恋しくなる。夢見がちな10代な頃、あらゆる妄想の舞台はいつも海だった。
実は独立国家でも何でも無い事がばれてしまったこの国に海辺のロマンチシズムを。
独立記念日をモチーフに青年の自立を歌ったブルース・スプリングスティーン初期の名曲。

映像を見るとアズベリーパークの情景は僕の故郷に似ている。

4th of July, Asbury Park (Sandy)

サンディ、
今夜リトル・エデンの空で花火が降り注いでいるようだ
この独立記念日に
立ち尽くす酔いのまわった人々の顔に光を投げかけながら
街のサーキットは飛び出しナイフのように
鋭利な恋人達でいっぱいだ
飛ぶように速く、光り輝き、鋭い
腕の確かな奴らは海辺の通りのピンボール・ウェイで勝負する
カジノから出てきた若い男達は
恋するラテン系の人のように浜でシャツをはだけて踊る
ニューヨークの軽い女の子を追い回しながら

サンディ、明け方の太陽が俺達の背後で昇っていく
桟橋の光がカーニバルのような毎日を
永遠に照らしてくれる
今夜俺を愛してくれ もう2度とお前には会わないから

やくざな奴らは一晩中街をうろついたり
浜辺で眠ろうとしてパクられたりしている
先の尖ったハイヒールブーツの少年達の肌はさ、
サンディ、すごく白いんだ
そして俺は奴らにまじって埃っぽいゲームセンターで
あのお楽しみ装置を叩いて過ごすのは
もううんざりなんだよ
海沿いの通りの下、ジーンズを脱ぐと約束してくれる
工場勤めの女の子を追いかけたりするのも
南の海辺通りにある傾いたりぐるぐる回る乗り物を
知ってるだろう
昨晩あれに乗ったらシャツが引っかかっちまった
ジョーイは機械をまわし続けたもんだから
一生降りられないかと思ったよ

サンディ、夜明けの太陽が俺達の背後で昇っていく
桟橋の光が水上のカーニバルのような日々を
永遠に照らしてくれる
夜にはボスの娘と砂浜を走り回るような毎日
でも、あいつはもう俺のボスじゃないんだよ、サンディ

サンディ、天使達は俺達の望みは忘れてしまったようだ
昨夜、話してみたんだけど、
もう俺達には何とも思わないんだって
毎夏、暑くなってくると天国から
ハーレーに乗って通りをやってくる奴らがいる
やって来ては去っていく
海岸沿いの小さな安酒場のスターみたいに着飾って
ココモで車をとめて恋人と愛を交わしている女の子たち
警察は占いが自分達よりうまいからって
遂にマダム・マリーを逮捕した
この浜辺の生活に俺はもう満足できない
お前だってこんな事を続けてちゃならないのは
分かってるだろう

サンディ、暁の太陽の光が俺達の背後から昇ってくる
桟橋の光はカーニバルのような毎日を
永遠に照らしてくれる
今夜俺を愛してくれ 俺もお前を永遠に愛すと約束する

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