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2012年7月27日 (金)

現実感

              

朝起きて、農場に行くために雇用促進住宅の駐車場に出ると、自分のものを除いて車が1台もなかった。道路にも車が走っておらず、人の姿もない。慌てて部屋に戻ると何故か故郷に帰ったはずの親がいて「お前。車にガソリンはあるのか?」と言った。「えっ?」と聞き返すと「まだ知らないのか、4号機が倒壊したんだぞ!」と父が語気を荒げた…。

上記したのは先日福幸ファームで農作業をしているとき、南相馬から避難して来たEさんが「悪い夢にうなされた」と話してくれたもの。

避難者の心のうちを覗けば原発事故は発生当時から全く色褪せていない。福幸ファームの仲間の中にもこの夏休みを境に西日本に家族で移住する方がいるが、理由は深刻さを深める原発の状況を恐れてのことだ。みな4号機問題をリアルに受けとめているのだ。

これは過剰反応だろうか?今日「うつくしまNPOネットワーク」の事務局長と「いわきNPOセンター」の理事長を勤める方々にお話を伺うと、やはり福島県人にとっては共通の感覚のようだ。
この感覚を共有している以上、世界のどこにいても僕らは福島県人だ。そう確信した。

それは不幸な事かもしれないが、それこそが新しい世界を創造する原動力でもある。

僕らはそこに賭けている。

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