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2014年1月12日 (日)

「自然」に親しむことについて

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町中どこを見ても真っ白だ。我が家の大人たちはいろいろなことに気をもむけれど子供達は大喜び。今日は娘のお友達が遊びに来て、庭で雪遊び。雪の降らない土地で育った私にとって子供の頃これくらいの大きさでキレイな雪ダルマを作るなんてことはなかった。それは絵本の世界にのみ存在するものだった。珍しく雪が降った年でも大きなものを作ろうとすると大抵最後は泥がついてきて汚れてしまうのだ。

地元の人に「雪、大変でしょう?」と言われるたびに「ええ、でも放射能よりはいいです。」と答えて来たが、雪も自然物である以上、子供に触れさせ親しませるのも親の役目だと思う。

以下は昨年6月いわきで発行されている「日々の新聞」に寄せた拙文だが、その辺のところを少し突っ込んで書いたものなので以下に掲載する。(なぜここに来たのかを思い起こす時にいつも行き当たるのがこのことです。)

日々の新聞「ひなん通信」2013/6/30より

「未来を取り戻さねばならない。それこそが、私たちの世代責任というべきだろう。そして、そのためには、目先の問題にうろたえて対処するよりも、ある程度長い射程で未来の世代と地球の姿を予測し、そこから現在の私たちの生き方を逆照射するやり方が有効なのではないだろうか。」
                          高木仁三郎著「いま自然をどうみるか」より

前回紹介したネイティブ・アメリカン“ホピ”の言い伝えは、まさに前述した反原発の市民科学者、故高木仁三郎氏の言葉と見事に符合している。

大昔からホピは、“未来の世代の姿”として「マテリアルウェイ(物質の道)」と「スピリチュアルウェイ(精神の道)」を行く者が二手に分かれる事を言い当てており、そのうえで自然を神聖なものと見なし質素に生きることの大切さを伝え、物質文明に溺れてしまってはならないと強く警告を発していた。そしてそれこそが唯一「核に支えられた生活」から抜け出る道だと説いていたのだ。

チェルノブイリ原発事故を契機に彼らの思想に触れていた私にとって、今回の福島原発事故は、特定の誰かを断罪すれば良いという話しではない。勿論責任追及はなされるべきだし、賠償も確実に遂行されなければならない。

だが私の中には「3.11以前、私たちもまた加害者であった。」という気持ちが消えないのである。

それは誰に対してか? 
勿論、未来を担う子供達に対してである。

なぜなら3.11以前に享受していた私たちの生活は、子供達に約一千兆円の借金を押しつけ、使用済み核燃料(使用前と比べ1億倍の毒性!)38,400トンを押しつけることで成り立っていたからだ。更に今回の原発事故で世界史上類例を見ない程の甚大な環境汚染を押し付けることとなった。

そうである以上その暮しぶりを点検し修正を加えなければ、私たちは未来に顔向け出来ないと考えるのが誠実な大人の対応というものではないのか?

高木仁三郎氏は前記した著書の中に、「自然と人間のより深い結びつきによってこそ、いま私たちの囚われている危機状態から解放される。」との言葉を残すと同時に「美や善への価値感情が、新たに呼び起こされねばならない(中略)この目的を達成するためのひとつの有望な方法は、できる限り幼い時期に、生きた自然とできるだけ親密に接触する機会を与えることである。」とのローレンツの言葉を紹介している。

ジャガイモの花を見ても、大豆の葉を見てもそれと言い当てる事ができなかった。

私はそれを修正するために山形県長井市にいるのである。

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コメント

「レインボープランの里・ながい」に住んでいると、生ごみの分別は既に生活に一部に組み込まれていて、煩わしいとか面倒くさいとかは全く感じない。こうすることで、環境に負荷をかけず安全な農産物が生産され、消費者と農民が連携して地域の1員として未来づくりに参加していることになっているが、そんなややっこしいリネンをのたまうよりも、村田さんのような方が外部から(当面)ヨソ様として生活していただき、このような的確な情報を市民に与えてくださることが、百人力万人力の効果をもたらすことが実証されています。
 今回の避難者支援は、支援しているはずの住民に対して、避難者から地元民が知らずにいる大切な地元の宝ものを具体的に教えていただける、まさに集客転倒、支援地(者)が支援を受ける立場にあることも見逃せないのではないでしょうか。

よそ者、馬鹿者(若者)、変わり者。とりあえず三拍子そろっております。(笑)

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