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2014年1月18日 (土)

野蛮とは何か

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「足尾から来た女」を見た。足尾銅山を福島第一原子力発電所に言い換えればこれはそのまま現在の私たちの話になる。ここで言う私たちとは福島県人ではなく全ての日本人のことだ。

「西洋式近代化」を果たす過程でかつてから日本は何度も過ちを繰り返してきた。その度に賢人たちはそのことを指摘していてドラマの中でも柄本明扮する田中正造は主人公の新田サチ(尾野真千子)を次のように諭す。

100軒の家のために1軒の家を殺すのは野蛮国だ。
町のために村を潰すのも野蛮国だ。
サッちゃんなぜ 野蛮か分かるか?
都をつくったのは 町なんだ。
町をつくったのは 村なんだ。
100軒の家も1軒の家から始まったんだ。
その1軒を殺す都は己の首を絞めるようなものだ。
そんな事をする野蛮国は必ず滅びる!

オメはこの国が野蛮国だと思うか?
わしはそうは思わん。

田中正造以外にも「野蛮」をキーワードにすれば次のような言葉に思いあたる。

西洋人は日本が平和な文芸に耽っていた間は、野蛮国と考えていたものである。ところが日本が満洲の戦場に大虐殺を行い始めてからは文明国と呼んでいる。(中略)もし文明ということが、血腥い戦争の栄誉に依存せねばならぬというならば、我々はあくまでも野蛮人に甘んじよう。

(「茶の本」より岡倉天心の言葉)


あるとき自分は、人と議論したことがある。私が西洋は野蛮なのだ、というと彼は、いや、西洋は文明だと反論する。もういちど私が、西洋は野蛮だと重ねていうと、どうして西洋が野蛮なのかというから、私は答えた。
「西洋がほんとうに文明だというのなら、未開の国に対して慈愛をもとにしてゆっくりと説明しながら開明に導いてゆくのが本当なのに、実際はそうではなく、相手の国が未開であればあるほどむごい残忍なやりかたで自分の利益をはかっているではないか。だから西洋は野蛮なのだ」といってやったら、彼は口をつぐんで黙ってしまった。

(西郷南州遺訓より西郷隆盛の言葉)

さて現在の日本はどちらだろう。野蛮に向かってまっしぐらではないのか?


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