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2014年2月 8日 (土)

妄想癖

            


20代前半の頃、職場の先輩がよく次のように話してくれた。

「子供を持ったら、テレビで子供が残酷な目に合う場面を一切見ることができなくなった」と。

当たっていた。私も子供を授かってから全くそのような場面を正視することができない。我が子の身にその場面を重ね合わせてしまい耐えられないのだ。

とはいえ、前職では私も妻も仕事を終えるのが夜遅く、暗闇の中、妻の実家から私の自宅まで乳児だった長女を抱きかかえながら歩いている時など

「もし今タイムスリップして、ここが1945年8月8日以降の満州だったらどうしよう? この子を抱えながらソ連軍から逃げているのだとしたら?」などと妄想したりもした。疑り深いせいか、幸せを感じた後はなぜか必ず奪われることを同時に警戒してしまうのだ。

その予感は的中したと思っている。

2011年3月14日に。

暗闇の中を抱きかかえたりはしなかったけれど、子供と妻を連れて、私は故郷から長井に避難することにした。

20731

私が一番恐れたのは、チェルノブイリ原発事故後に撮られた、母親が心配そうに娘を見守る写真から連想されるものだ。

娘や息子がその映像に重なり、避難中の車中で何度も頭から振り払った。

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今日「福島の小児甲状腺ガン、悪性と悪性疑いが59人から75人へ!16人も増加!都知事選の裏で重要情報を発表!!」というニュースを見た。

「福島の原発事故とは因果関係はない」とのことだが100万人に一人の病気に対し総人口が200万人の福島で41人も確定しているのは極めて異常な事態ではないか? 

皆騙されないで欲しい。そもそも「疑い」というのはすでに「がんがある」ということなのだ。(切除したものを調べてから悪性かどうかを確定するのだ。)

私は最近、放射能による健康被害のほかにも、更なる原発事故で長井ですら追われることになったり、妻や子供の手を引いて戦地を逃げ惑う自分の姿を妄想するようになった。

“その予感は的中した”などと二度と言わせないで欲しい。


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