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2014年12月 6日 (土)

12月6日に

            

理想を抱いた青年がやがて社会に出て現実と対峙して、少しずつあきらめや妥協を身につけてゆくとき、大抵その周囲の人間たちは「お前も少しは大人になったな。」などと言って既存の社会に青年を取り込み、徐々に飼いならし、そして解読不能だった暗号が少しだけ読み取れたような気になって安心する。

社会に出て四半世紀を過ぎているのだから当然自分もそんなふうにして取り込まれたし、ある時は取り込んだりしながらここまで来たのだけれど、その延長上で社会のあり方を根底から揺るがすような大事故が起きたのだから、この期に及んで青年に向かって「妥協が必要だ、大人になれ」だなんて僕は言いたくないし言えないな。

2011年の失業期間中に20年ぶりに再会を果たした友人達と話していて気づいたことは、10代の時の自分たちの方が正しかったということ。嘘と本当が分かっていたということ。

そして確信した。
「今、世間が騒いでいることなんて10代の頃からみんな知っていた。10代の頃から今と同じことに腹を立てていたんだ」と。

10代の自分が今の自分に腹を立てているようなら、その怒りを尊重して生きていこうと思う。

もう騙されるのはやめだ。

曲は今日が命日、下村誠の「ジェームス•ディーンの唄」

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