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2015年8月18日 (火)

九州電力の破局噴火予測

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2年前の12月に秘密保護保安が成立した時、このブログに

「成立してしまったからといって冷めて傍観したり、あきらめたりする側にまわれば、年末年始をはさんで始まる通常国会における「共謀罪創設」や、集団的自衛権の憲法解釈変更につながる「国家安全保障法」成立まではまっしぐらだろう」

と書いたらある人から

「本当にそんなことがこの日本で起こると思っているのか? お前の言うことは考え過ぎだし、これ以上不安を煽ってどうする気だ? カルトだ」と言われた。

(多分僕の不安から出てくる想像が彼には見たくも聞きたくないものだったのだろう。)

ところがまっしぐらに本当にここまできてしまい、安保法案成立が大詰めを迎えているせいもあってか、8月に入ってからテレビでは6日、9日の広島・長崎、戦後70年談話、15日の終戦記念日等に因んで先の戦争を振り返り安保法政の是非を問うといったトーンの特集番組が数多く放映されていた。

(2年前の自分の切羽詰まった気持ち(本当はずっと昔から)を今更ながら見せつけられているような感じだった。僕に先の言葉をぶつけた人はどう思っているのだろう?)

僕が気になったのは「被爆者を含めた戦争体験者の平均年齢が80歳となり、年々語り継ぐ人が減っていく中、今後どのようにこれらの記憶を語り継ぐべきか課題が取り残されています」というどこか人ごとのようなセリフ。

これまでだって皆、懸命に繰り返さないために語り継いできたはずなのに、なぜか事態はここまできてしまった。

なぜそこを掘り下げない?

語り継ぐことは悲劇を繰り返さないための十分条件であることに疑いの余地はないが、多分必要十分条件ではない。

過去の悲劇を踏まえ、そこから最悪のケースを想定しつつ、それを回避するためにどのような未来を思い描くか。そんな想像力は金勘定だけが得意になった人たちは持ち合わせてはいないようだ。

戦後70年かけて豊かさと引き換えに日本人が失ったものとはそんな想像力だろう。

世界一の安全基準とやらを満たしたという川内原発がこの間ちゃっかり再稼働したが、桜島が噴火した際の九州電力の破局噴火予測を示したマップを見ればそれは明らかだ。(川内原発を記す黄色い四角マスにだけは被害が及ばないそうだ。)

語り継がずともまだ記憶に新しい原発事故でさえまた繰り返そうとしているではないか。

再び原発事故は起こるだろう。その時この予測マップを見てまた「想定外だった」と言うのだろう。

そんな連中を相手にしているのかと思うとなんだか馬鹿馬鹿しくなる。


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