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2017年12月14日 (木)

2つの映画上映会

      


主宰している学習塾「七色学舎」にてここ最近行われた二つの映画上映会について塾新聞の裏面に文章を掲載しました。備忘録として当ブログにもアップしておきます。

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前回の塾新聞から今回の配布時までの間に2つの映画上映会がありました。その様子を紹介したいと思います。
まず一つ目は、11月12日(日)に当塾の2階教室を会場に七色学舎の秋の文化企画として「生演奏で観る無声映画上映会」と題し開催しました。

上映されたのは「世界初のSF映画」と言われるメリエスの「月世界旅行」(1902)と、バスター・キートンの「探偵学入門」(1924)。

2本の無声映画に、生演奏で音楽を付けてくださったのはクラシックギター奏者で作曲・編曲家の小関佳宏さんとピアニストで作曲家のチダショウコさん。2015年仙台短編映画祭で初演されて以来各地で称賛されているお二人のパフォーマンスをお二人のご厚意により当塾で披露していただきました。チダさんが「(公財)音楽の力による復興センター・東北コーディネーター」ということもあり、お二人は被災各地での演奏活動も精力的に行っていて、十分な設備の揃わない会場を苦にすることなく高い演奏能力で私たちを魅了してくれました。

当日は塾生、親御さん、チラシをみて来てっ下さった一般参加の方を含めた約30名が、お二人の素晴らしい演奏のもと上映されたモノクロ無声映画を、最初は不思議そうな面持ちで見つめ、途中からは喜劇王キートンの映画の世界に引き込まれ笑いに包まれる場面も見られました。

私たちが技術の進歩で日々更新される刺激ばかりを追いかける一方、昨年イギリスではアナログ盤レコードの売り上げが300万枚を突破し、28年前の水準にまで復活したというニュースもあります。

現在という時間の中だけで日々更新される刺激ばかりを追いかけるのではなく、過去も含めた時間の中からそれぞれが自分に合った心地よさを選んでいくというのも私たちの暮らしを豊かにしてくれるのだと改めて感じました。


二つ目は中間・期末テスト終了後に、土日返上の試験対策をがんばったことへのご褒美として行われている恒例の映画上映会。今回は韓国映画の「ハナ 奇跡の46日間」を観ました。

1991年に日本で行われた卓球の世界大会に「コリア」の名で出場した北朝鮮と韓国の女子統一チームが、互いにあらゆる葛藤を乗り越えて友情を結び、優勝するまでを描いた実話に基づいたドラマ。

Yjimage

テレビでは北朝鮮とアメリカのリーダーがお互いを挑発しあい、一歩間違えれば日米韓VS北朝鮮という図式の中、戦争になりかねない雰囲気に包まれていますが、塾生の皆さんには国のリーダーと同じ視線ではなく、それぞれの国で暮らす若者たちの視線で物事を見つめてもらいたいと思い、TSUTAYAに注文までしてこの映画を選びました。

最初は敵意むき出しのライバルとして出会いそして最後にはダブルスを組むことで信頼と友情を結ぶ北朝鮮のリ・プニと韓国のヒョン・ジョンハ。個人的には、韓国のヒョン・ジョンハが「韓国に来ない?韓国に来ればあなたの病気を治せるかもしれないから」と病気を抱えながら戦う北のエース、リ・プニに問いかける場面でのリ・プニの返答が心に残りました。

「どんなに貧しくても、私は祖国で暮らしたい」

 この映画でも描かれているように、どの国に暮らしていても父や母を思いやる娘がいたり、娘を思いやる母親がいます。友達を思いやる仲間がいます。どんなに世の中がおかしなことになっても、そのことを忘れないで欲しいと思います。

 この恒例の上映会では塾生の教養を高めてくれるような古典や皆で一緒に考えたいと思う内容を含んだものを選んでいます。親御さんにはご理解の程宜しくお願い致します。

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